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浴室の換気扇がうるさい原因と今すぐできる対処法!放置NGな理由からケース別費用の目安も紹介!

浴室の換気扇がうるさいことについて書いた記事のアイキャッチ画像
★この記事からわかること!
  • 浴室の換気扇がうるさくなる原因
  • 浴室の換気扇がうるさい時の対処法
  • 換気扇修理の際の注意点
  • 修理・交換の際の費用の目安
  • 換気扇を長く使うためのポイント

浴室の湿度対策には欠かせない換気扇。

そんな換気扇から「ガタガタ」「キーッ」「ジーッ」などの異音が出てきた場合、それは故障やトラブルのサインかもしれません。

こうした異音の放置は、ストレスになるだけでなく、故障や安全上のリスクにつながる恐れも。

この記事では、浴室の換気扇がうるさい原因から対処法、長く快適に使うためのポイントなどについて解説していきます。

ハウクリ研究所の横田

私は【ハウクリ研究所】の横田です!
ハウスクリーニング業者で約6年以上勤務していた業務経験を活かし、ハウスクリーニング・換気扇(レンジフード)に関する基礎知識や疑問、不安などを解決していける記事を執筆していきます!

目次

浴室の換気扇がうるさくなる主な原因

浴室で稼働中の換気扇

浴室の換気扇がうるさく感じるとき、その原因はひとつとは限りません。

音の種類や発生する場所によって、考えられる要因が異なり対処法も変わってきます。

まずは、浴室の換気扇からの異音の代表的な原因について解説していきます。

【換気扇がうるさい原因】
  • ほこりやカビの蓄積からの摩擦音
  • モーター故障や電気系の問題
  • ファンやシャフトの劣化
  • ダクトや取り付け部の振動・共鳴

ほこりやカビの蓄積からの摩擦音

浴室は湿気が多い場所のため、換気扇のファンやフィルターには、ほこりやカビが付きやすい環境になっています。

汚れが溜まると、ファンのバランスが崩れ、回転時に「ガタガタ」や「ビビリ」といった音を発することがあります。

さらに放置すれば、換気効率が落ちて湿気やカビが浴室全体に広がる原因にもなりかねません。

ハウクリ君

定期的にフィルターやカバーを外して掃除することで、多くの場合は改善できます!

モーター故障や電気系の問題

換気扇の異音の中でも「キュルキュル」や「キーッ」といった金属音は、モーターの摩耗や劣化が原因であることが多いです。

モーター内部のベアリングやブラシの消耗、さらにはコンデンサや配線など電気系統のトラブルでも異常音が発生します。

これらは自力での修理するのが難しく、感電や火災のリスクも伴います。

ハウクリ君

異常が続く場合は無理をせず、早めに専門業者に点検を依頼することが安心です!

ファンやシャフトの劣化

長期間使用している換気扇は、羽根の取り付け部分や回転軸のシャフトが摩耗することがあります。

摩耗やゆるみが進むと、回転時に振れが生じて大きな異音を発する原因になります。

そのまま放置すれば、部品が破損し、換気扇全体の故障につながる恐れも考えられます。

ファンがガタついていたり、曲がっているのを確認した場合は、自己修理ではなく業者の修理や交換を検討するのが安全です。

ダクトや取り付け部の振動・共鳴

換気扇本体の取り付けが緩んでいたり、換気ダクトがしっかり固定されていないと、振動が天井や壁に伝わり「ブーン」や「ビビリ音」として響くことがあります。

特に集合住宅では、共鳴によって音が増幅され、実際以上に大きな音に感じられることも。

ビスを締め直したり、防振材を設置することで改善できる場合があります。

ハウクリ君

天井裏での作業は危険を伴うため、難しいと感じたら無理せず、業者に相談することをおすすめします!

うるさい浴室の換気扇への対処法

浴室の換気扇掃除をするための道具

浴室の換気扇が急にうるさくなると、毎日の入浴が落ち着かなくなり不安を感じる方も多いでしょう。

まずは安全を確保しながらできる範囲で原因を確認し、簡単な掃除やチェックを行うことが大切です。

不安な場合は無理に分解せず、できる範囲で試してから専門業者への相談を検討しましょう。

【うるさい換気扇への対処法】
  • 換気扇の掃除をする
  • ネジや本体の緩みをチェックする
  • 油をさす
  • 換気扇の修理・交換
  • 一時的な音への対策

換気扇の掃除をする

浴室の換気扇がうるさい原因の多くは、長年蓄積したほこりやカビによるものの可能性も高いです。

異音が気になる場合は、まず掃除をしてみると改善することもあります。

作業の前には必ずブレーカーを落として電源を切り、安全を確保しましょう。

カバーやフィルターを外し、ぬるま湯と中性洗剤で優しく洗い、完全に乾かしてから元に戻すと安全に掃除ができます。

湿気が残ったまま使用すれば、内部に負担がかかるため、「絶対に乾燥させてから戻す」のが必須です。

ハウクリ君

換気扇掃除は、自力以外にも「プロのクリーニング業者に任せる」という選択肢もあります!

ネジや本体の緩みをチェックする

換気扇の取り付け部分が緩んでいると、振動が大きくなり異音の原因になります。

ドライバーを使ってネジがしっかり締まっているかを確認し、必要に応じて増し締めを行いましょう。

ただし、内部の分解や天井裏の固定部分に触れるのは危険を伴うため、無理に作業をしないことが大切です。

あくまでも目に見える範囲でのチェックに留めることが安全です。

油をさす

モーターの回転部分が乾いていると、摩擦音が発生してうるさく感じることがあります。

その場合は、潤滑油を少量塗布すると改善する可能性も。

ファンやプロペラを取り外し、回転軸に油を挿しますが、つけすぎると油が飛び散って逆に汚れの原因になるため注意が必要です。

ハウクリ君

塗る際は必要最小限にとどめ、丁寧に作業することを心がけましょう!

換気扇の修理・交換

掃除や調整をしても異音が改善しない場合は、部品の劣化やモーターの故障が考えられます。

その場合、自分で無理に修理しようとせず、専門業者に依頼するのが安心です。

修理で済む場合もあれば、換気扇そのものを交換する必要がある場合も。

ハウクリ君

安全性と快適さを確保するためにも、異常が長引く際には早めの対応が大切です!

一時的な音への対策

どうしてもすぐに修理や交換ができない場合は、防振パッドや吸音材を利用することで音を軽減できることがあります。

ただし、換気の通路を塞いでしまうと換気性能や安全性に影響するため、通気を妨げない製品を選ぶことが重要です。

”あくまで一時的な対応”として利用し、根本的な解決には専門業者による点検や修理も必要になってきます。

自分で浴室の換気扇の修理をする際の注意点

パーツが外された浴室の換気扇

換気扇がうるさい時、自分で対応したい方もいるでしょう。

簡単な掃除程度なら自力でも可能ですが、改善しない場合には内部の劣化や部品の不具合なども考えられます。

ここでは、自力での修理を行う際に必ず押さえておきたいポイントについて解説していきます。

【修理する際の注意点】
  • 電源のオフ・ブレーカ管理は必須
  • 適合している部品を選ぶ
  • パーツは丁寧に扱う
  • 経過年数を確認する
  • 業者に任せるべきケースもある

電源のオフ・ブレーカ管理は必須

換気扇を分解する前に必ずブレーカーを落とし、電源を完全に遮断することが第一のステップです。

電源が入ったまま触れると思わぬ怪我や感電、ショートの危険があり、最悪の場合は火災や重大な事故につながります。

さらに、作業後にブレーカーを戻す前には、「配線の露出や接続不良がないか?」「ネジが確実に締められているか?」を丁寧に確認する必要があります。

ハウクリ君

小さな確認を怠ると、大きなトラブルを招くことになるため、慎重に進めましょう!

適合している部品を選ぶ

モーターやファンなどの部品を交換する場合には、必ず換気扇本体のラベルに記載されている型番を確認し、適合する部品を使用することが欠かせません。

部品が合わないまま取り付けてしまうと、動作が不安定になったり、異音や異臭の原因となったりする可能性があります。

また、誤った部品が原因でほかの部分に負担がかかり、さらなる故障を引き起こすケースも少なくありません。

自分での判断が難しい場合は、本体や部品の写真を撮影して販売店や業者に確認することで、確実に正しい部品を入手できます。

パーツは丁寧に扱う

換気扇の内部パーツは軽量で壊れやすいものも多く、少しの衝撃や変形で使えなくなる場合があります。

取り外しや取り付けの際には、「ネジを無理に回さない」「必要に応じて潤滑剤を使う」など工夫をしましょう。

また、外した部品をそのまま床に置いてしまうと破損や紛失の原因になるため、トレイや小物入れを用意して整理しておくと安心です。

たとえ小さな部品であっても、欠けたり曲がったりすると正しく動作しなくなってしまいます。

ハウクリ君

ひとつひとつの部品を慎重に扱うことが大切です!

経過年数を確認する

一般的に浴室の換気扇の寿命は10〜15年とされていますが、使用状況・環境によってはそれより短く寿命が尽きることもあります。

特に湿気が多い浴室では金属部分がサビやすく、モーターの劣化も進みやすいため、異音が頻繁にするようになったら経年劣化を疑いましょう。

長年使用している換気扇は修理してもすぐに別の不具合が起きることがあり、そのたびに費用や手間がかかってしまいます。

ハウクリ君

寿命を超えている場合は、修理よりも交換を前向きに考えることが、結果的に効率的な選択になることも!

業者に任せるべきケースもある

自分で対応できる範囲を超える作業を、無理に進めるのは非常に危険です。

特に「配線の交換」「モーターの分解」「天井裏での取り付けや調整」は、専門的な知識と技術が必要になります。

こうした作業を素人が行うと、感電や落下、天井や壁の破損といった大きなリスクが伴います。

さらに、焦げ臭いにおいや焦げ跡、電源を入れたときに火花が見えるといった症状がある場合は、内部で深刻なトラブルが起きている可能性も。

自分で触れずになるべく早く専門業者へ依頼することが重要です。

ハウクリ君

プロに任せることで、安全性と確実な修理が保証され、安心して浴室を利用できるようになります!

浴室の換気扇の寿命の目安とは?

パソコンを見ながら考え事をする若い女性

先ほども軽くご紹介したように、浴室の換気扇の一般的な寿命は「おおよそ10〜15年」とされています。

ただし、使用頻度や浴室の湿度環境、さらに定期的に掃除や点検をしているかによって寿命は大きく変わります。

異音や振動、焦げたような臭い、回転の不安定さが見られる場合は、”修理よりも交換を考える時期に来ているサイン”といえます。

また、古い換気扇は部品の供給が難しくなるため、製造から10年以上経っている場合は交換を検討するのが安心です。

定期的な掃除で寿命を延ばすことは可能ですが、モーターやベアリングの劣化が進むと、修理費用がかさむことも。

ハウクリ君

目安としては10年を一つの区切りとし、「専門業者に点検を依頼」「交換を検討する」ことをおすすめします!

浴室の換気扇の修理・交換費用のケース別目安(業者の選び方についても)

経年劣化の進んだ浴室の換気扇

換気扇への異音への対応をプロに任せる場合、「簡単な部品交換」「本体まるごとの交換」などの状況によって、かかる費用が変わってきます。

ここでは、ある程度の費用の目安についてご紹介していきます。

【ケース別の費用の目安】
  • 簡単な掃除や調整で済む
  • 部品交換
  • 本体交換
  • 賃貸物件

簡単な掃除や調整で済む場合

換気扇の音の原因がホコリや緩んだ部品にある場合、掃除やネジの締め直しで改善することがあります。

このような場合は、約7千円〜1万円程度で依頼できる業者が多く、比較的負担も軽くなります。

ただ、出張費が別途かかる場合もあるため、作業前に料金の内訳を確認することが大切です。

ハウクリ君

「ハウスクリーニング業者」「設備業者」によって料金設定が異なることもあるため注意しましょう!

部品交換の場合

ファンやモーターなど一部の部品を交換する場合、部品代と工賃を合わせておおよそ2万〜4万円程度が相場です。

浴室換気乾燥機や天井埋め込み型のような高機能機種は、部品そのものが高額になりやすく、結果的に修理費用が上がることも少なくありません。

また、古い換気扇では必要な部品の供給が終了している場合もあり、その場合は修理ではなく本体交換を勧められるケースが多いです。

本体交換の場合

換気扇本体を新しいものに交換する場合の費用は、おおよそ4万〜15万円が一般的な目安です。

既存の配管や電気工事が必要になるケースでは、さらに費用が上がることも。

また、浴室暖房乾燥機や除湿機能付きなどの高機能モデルを選べば、価格は一層高くなる傾向にあります。

ハウクリ君

費用の比較だけでなく、工事後の保証やアフターサポートの有無も重視することで、長期的に安心して使用できる環境を整えられます!

賃貸物件の場合

マンションなどの賃貸物件では、「換気扇の修理や交換費用を誰が負担するか?」を事前に確認することが欠かせません。

一般的には管理会社や大家が対応することが多いでしょう。

しかし、掃除不足や誤った使用方法が原因の故障では、入居者が負担する場合もあります。

不要なトラブルを避けるために、業者を呼ぶ前に管理会社や大家へ連絡しておく方が安心です。

ハウクリ君

費用負担の範囲や対応の流れをきちんと確認しておきましょう!

業者選びのチェックポイント

業者を選ぶ際は、実績や資格の有無、明確な見積もりの提示、保証内容、口コミなどを基準にするのがおすすめです。

現状を写真や動画で共有すれば、概算見積もりを早く提示してもらえることもあり、当日の対応もスムーズになります。

また、キャンセルポリシーや追加費用の有無についても事前に確認しておくことで、後々のトラブルを防ぐことができます。

ハウクリ君

信頼できる業者を選ぶことが、余計な出費や不安を避けるための第一歩です!

浴室の換気扇からの異音を放置する悪影響

自宅のパソコン前で頭を抱える若い女性

換気扇の異音を放置すると、ファンや軸受けの摩耗が進行して本体が破損するリスクが高まります。

最初は掃除で解決できるレベルだったものが、修理や交換が必要になるほど深刻化し、結果的に費用がかさんでしまいます。

また、摩擦や回転不良が続くことでモーターが過熱し、ショートや発火の危険を伴う場合も。

さらに換気能力が落ちると湿気がこもり、浴室にカビが発生し、健康面や建物への悪影響が及びます。

集合住宅では振動や共鳴が周囲に伝わり、騒音トラブルに発展することも考えられるでしょう。

ハウクリ君

効率の悪化により、余分な電気代がかかる点も見逃せないポイントです!

浴室の換気扇を長く快適に使うためのポイント

湿度計と花瓶が置かれた浴室内

日常の習慣と定期的なメンテナンスで、浴室の換気扇の寿命は大きく変わります。

安全に使い続けるためには、下のようなポイントを意識してみましょう。

【快適に使うためのポイント】
  • 定期的な換気扇掃除
  • 常時稼働もおすすめ
  • その他の環境改善も大事

定期的な換気扇掃除

換気扇の外装やフィルターにはほこりや皮脂汚れがたまりやすく、放置すると異音や故障の原因になります。

目安としては、「月に一度外側とフィルターを掃除し、年に一度は簡易分解して内部の状態を点検・掃除する」と安心です。

中性洗剤などで洗った後は、必ず乾かしてから取り付けることが重要で、湿気が残るとサビや劣化の原因になります。

ハウクリ君

汚れやすい環境のご家庭では、清掃頻度を増やすとより効果が期待できます!

常時稼働もおすすめ

入浴後は浴室内に湿気がこもりやすいため、常時稼働もおすすめです。

浴室の湿気を効果的に排出できれば、結露やカビの発生を防ぐことができます。

「電気代の増加」「換気扇への負担」などのデメリットもゼロではありませんが、建物への大きなダメージがあれば、その比ではすみません。

その他の環境改善も大事

換気扇だけに頼らず、浴室の環境全体を整えることも有効です。

浴室の窓やドアの隙間を利用した空気の流れを意識し、湿気が抜けやすい状態をつくると換気扇の負担が軽くなります。

ただし、短時間で効率よく浴室換気をしたいなら、窓は閉め換気扇のみを稼働させるのがベストです。

排水口の掃除も忘れずに行うことで、臭いや湿気がこもりにくくなります。

ハウクリ君

環境を改善することで、異音の軽減や故障予防にもつながります!

おわりに

浴室の換気扇がうるさいと感じたら、まずは掃除や点検を早めに行うことが最も効果的です。

異音を放置すれば、修理や交換の必要性も高まり、費用や安全面で大きなリスクになる可能性があります。

普段からのメンテナンスや正しい使い方を心がけることで、快適な浴室環境を長く維持できます。

もし異音が続くようであれば、自分で対処するのは一旦諦め、速やかに専門業者へ相談することを強くおすすめします!

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